Sunday, October 15, 2006

奥深い写真


先日北欧系企業の役員さんを撮影しに行った際に、ロビーに配置されたアルネ・ヤコブセンのデザインによるスワン・チェアの美しさに見とれてしまいました。 さすがに名作だけあって50年経った現在でも完璧に美しい椅子です。 この美しいフォルムをポートレートに取り入れたいと思い、セッティングを始めました。 この日は曇り空で後ろの壁の光までは最初の計算に入っていませんでした。 ところが途中で一瞬雲の間から光がさしてきてこのような写真に仕上がりました。 やはり自然の光は感動的で生き物のようです。 この一枚の写真の中に様々な形、線、光、 そして青と黄の補色関係が存在してバランスをとっていることで、より深く楽しめる一枚になったような気がします。

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