お金よりも評価

プロという立場上、写真撮影で生計を立てているので無論お金のことは大事です。　しかし我々のようにクリエイティブな仕事にたずさわる者としては、やはりその結果に対する評価はもっと大事なことであります。　これについては人それぞれですが、私の場合はどんな小さな仕事に対しても一切手抜きはせず、その場の状況で最高の写真を撮ろうと頑張っています。　そして、たまにお褒めや感謝の言葉をいただくとお金には代えられない幸せを感じます。　お金だけでこの商売をやっていると時々自分の選んだ道が正しかったかさえも疑問に思えます。　しかし私の仕事で感動していただけたと聞くとこれまでの苦労がすべて報われた気分になれます。　つい先日、私のホームページをご覧になられた見知らぬアメリカ人のフォトグラファーから「あなたの写真のレベルは高く、とても素晴らしいと思います...」というメールをいただきました。　この方は12歳の頃から写真を始め、アメリカでも由緒あるRIT(Rochester Institute of Technology)を卒業されたフォトグラファーだそうで、そのような方にお褒めをいただけたことを大変嬉しく思いました。　もちろんお客様からの評価が一番大切ですが、同業者に評価されることも違った重みがあって良いものです。