Sunday, December 03, 2006


時々街中で影に感激して写真を撮っていると周りの人たちからは変わり者のように思われますが、影こそ光が創り出す最高のアートだと思います。 グラフィック要素が高いと共に象徴的でもあり、見る人の想像力をかきたてる点では素晴らしい被写体ではないでしょうか? この写真は先日羽田空港のロビーにてポケット・デジカメで撮ったものですが、色からして夕方かなとか、子供を抱えた女性らしき影から家族の旅行かなとか想像してしまいます。振り向けば確認できることですが、そういう現実にはまったく興味ありません。 だって、面白いのは影の中のストーリーですから。 写真は引き算のプロセスのように伝えたい情報だけをフレームに残すと良く言われますが、影もそれの究極な例ではないでしょうか? また、よけいな情報がない分左脳よりも右脳が働いてくれてより面白い写真が撮れるのではないかと思います。

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