素人のモデル撮影
このところ心も車も凹む中、唯一救われるのは自分が写真を撮っている時間。どれだけ疲れていても、酔っていても、落ち込んでいても、撮影を始めると心の切り替えができるのでやはりこれは与えられた職なのかと思う。 でも今回の不況で次々と廃刊、休刊、経費削減による仕事の消失という追い討ちに逢うとさすがに楽観的ではいられなくなる。 そもそもリーマン・ブラザーズの国内とグローバルの撮影を毎年たくさんいただいていたので、巷でいう「リーマン・ショック」をもろに受けました(-_-;) 今期はそういう逆境の中での営業はさらに厳しく、新規獲得できたお客様や新たな可能性を提示してくださったお客様は本当に有難いです。
そんな中で外人の方から個人的な撮影をお願いできるかという問い合わせが先日あり、話を聞くと来日中の弟さんのモデル活動用に写真を撮ってもらえないかと。 これまではこういう問い合わせにはあまり積極的でなかったけど、とりあえず会ってみるといい感じの弟さんでした。 そしてお兄さんの話を聞いているうちに、どうやら異国の地で時間をもてあましている弟に何かをさせて士気を高めさせてあげたいという弟おもいの愛情を感じました。 であれば、こちらも練習をかねて一肌脱ぎましょうと本日雨の中の江古田まで行って来ました。 弟さんは素人にしては中々雰囲気を持っており、いい感じに撮れたと思います。 お兄さんいわく、弟さんは朝から凄く楽しみにしていて服のコーディネートをずっと考えていたそうです。 よかった、よかった。
そういえば自分は84~94年くらいまでずっとメンズのファッション誌をやっていた時代がありました。 当時は一人のカメラマンが人物と静物を両方撮り、早朝から翌朝までのハードな撮影でしたが、若さもあって楽しい時間でした。 機会があればまたファッション誌もやってみたいものです。
ちなみに今日の外人のお兄さんは外資系ヘッドハンターのベテランで、お礼にコンサルティングをしてくれるとのこと。 といってもカメラマンが転職できるマーケットなんて聞いたこともないので無駄は承知でもこちらの目標とか仕事をいろいろと分析してアドバイスをくれるというのでとりあえず聞きにいこうかと思う。 しかし、いつも感じることだがデザイナーやコピーライターの求人募集は常にあってもカメラマンの募集なんかまずない。 カメラマンって人気ないんだなあ...
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