Monday, December 31, 2007

一生を飾る

先日、留守電に年輩の女性から「電話をいただきたいのですが」というメッセージが入っていた。 電話してみると約11年ほど前に撮影した社長さんの奥様でした。 話を聞くとご主人様が今月お亡くなりになられたとのことで、その際に私が撮影した写真を遺影に使用したら参列者ほぼ全員から素晴らしい写真だと誉められたそうです。 あまりにも写真に対するコメントが多かったために写真が入っていた封筒のラベルを見て電話をかけてみたそうです。 ところが封筒のラベルに記載されていたのは昔のスタジオの番号だったのでもちろん繋がりません。 そこでわざわざ104に電話して調べてもらったそうです。そこまでされて連絡を取られてきたのには理由がありました。
11年前に写真を納品した際にご主人様はこの写真をたいそうお気に召し、良い葬式写真ができたと喜んだそうです。 そして奥様に「おまえも撮ってもらったらどうだ?」としきりに言ったそうです。 今回連絡をくださった理由はそのことを思い出してご主人の遺言として自分も写真を撮ってもらえないかということでした。 不幸でありながらも私が撮った写真が人生最後の場で祭られることは光栄なことです。 以前に三省堂書店名誉会長をされていた弁護士上野久徳先生のお別れ会でも私が撮影した写真が大きく引き伸ばされて光栄に思いました。 これからも撮った方にとって一番の写真となるよう努力していきたいと願っております。

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