Tuesday, December 15, 2009

刃物のまち 武生







先週は福井県の武生(越前市)へ撮影に行ってきました。 こちらは大阪(堺)、岐阜(関)、新潟(燕三条)、高知(土佐山田)と並ぶ日本を代表する刃物の生産地。 しかも地元のクラッド・メタル(金属のベニヤ板のようなもの)を製造している会社のハガネ材料が武生以外の刃物生産地でも使用されるほどここは刃物業界の中でも重要な存在です。

私の母は大阪出身だったので昔から堺の包丁を用途別に何本も使用していましたが、我々の世代になるとあまりこだわりがなく、小さい子供がいると鋭い刃物は危険だということで近所の金物屋で売ってるステンレスの文化包丁を一本買って切れなくなるまで使っている場合が多いのではないでしょうか?
今回地元の方々からお話を伺うことによっていかに同じ材料を使った包丁でも、その材料が持っているポテンシャルをどれくらい活かすことができるかは職人が持つ技術によって大きく変わることを知りました。 武生はそうした熟練職工が多い街だそうです。
もう一つ興味深かった話で良く切れる刃物は切り口がツルツルになるほど食材の組織を破壊しないのでより食材がより美味しくなるとのこと。

刃物工場の中はいわゆる鍛冶屋の世界ですが、窓からの自然光によって浮かび上がる作業光景はまるで映画のセットのように美しくて写真を撮る者にとっては素晴らしい題材となりました。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home