Monday, December 21, 2009

私の撮る写真




これらは最近撮影したビジネスマンのポートレートです。 皆さんすべて素人の方で撮り始めの際には凄く緊張されておられました。でもしばらくするとこの通りのリラックスした良い表情になります。
一部の人を除いて大抵の人はカメラの前で緊張しますし、それが普通です。 自分もそうですし、ほとんどのカメラマンもそうだと思います。  いまだに魂を抜かれるとでも無意識に思っているのでしょうか?(笑) 
私は「はい、こっち向いて笑って!パシャ」という単純作業で写真を撮りません。  緊張している状態からその方に合ったリラックスした理想の表情になるまでコミュニケーションを大切にします。 なので大会社の偉い社長さんでも積極的に注文をつけたりします。 それに多くの方はカメラの前でどうしたらよいのかがわからずに指示を待っているので、ちゃんと導くことが大切です。 ちょうど役者と監督の関係と似ていて、どれだけ優れた役者さんでも監督の適切なガイダンスがないとその才能が十分に発揮されないのと同じです。
ですから、人を撮影する場合に一番大切なのが監督としてのコミュニケーションスキル、そしてあとは背景や光の処理のセンスだと思っています。 このセンスの部分もカメラマンによって千差万別で、より良いセンスを持つことが大切です。 またカメラマンによってはライティング技で自分らしさを出す人、フォトショップ技で自分らしさを出す人がおりますが、私の場合はそういう形にハマったスタイルはなく、その場でベストな背景や光を活かす方法を使っています。 料理人がレシピどうりではなく、その場にある食材を活かした料理を作るのと似ているかもしれません。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home