ラフを再現するにあたって

我々商業的写真家は芸術写真家と違ってお金を貰うかぎりはお客様の希望する写真を忠実に再現してあげることが必然となります。 デザイナーはクライアントのOKをもらうために最終的な仕上がりがイメージできるラフ案を作つくりますが、いつしか皆このラフ通りの仕上がりを期待するようになります。このラフが単なる鉛筆でおこしたスケッチであれば、それを写真という別のプラットフォームに作り変えることでそのカメラマンの技量が評価されますが、すでにあるサンプル写真をはめ込んである場合はそれを超える写真を撮らねば単なるコピーをしているのではないかというジレンマが写す側にあったりします。 結果的にこの研究所で撮影した写真は結構気に入っていますが、元になる写真があってこそなので、それに敬意を表してフォトショップの勉強をさせていただけたことに感謝します。
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