黒川紀章

先日、朝のテレビ番組を観ていたら「天才建築家・黒川紀章」という特集があったのだが、奥様である若尾文子さんのインタビューが映った際にびっくりした。　若尾さんの隣に飾ってあったモノクロのポートレートは私が17年近く前に撮影したものでした。　当時私はこの写真の出来が大変気に入り、故黒川氏にプリントをプレゼントしようと事務所へお届けしましたが、あいにくお留守だったので秘書の方へ託けてそのままとなってしまいました。　以後、本人は気に入ってくれたのだろうかと気にしながら17年近い年月が経ちました。　それが先日の番組で見た限りでは立派なフレームに額装されており、大切にしてくれたんだなあと分かって嬉しく思いました。　また若尾さんが番組用にこの一枚を選んでくださったことからもこの写真に対する思いが感じ取られました。　　これからもその人にとって生涯ベストとなる写真を撮って行こうと元気付けられました。