Tuesday, September 22, 2009

収穫の秋

日本の各地では現在稲の刈りいれが行なわれています。 先週は仕事で奥阿賀地方へ刈りいれ作業の写真を撮りに行きました。 幸い良い天気に恵まれて山と川に囲まれた美しい光景を目の当たりにしました。 そしてある有名な絵画を思い出してしまい、とりあえず格好だけでも真似た遊びの写真を撮ってみたのが一番下の写真です。 案外それっぽい雰囲気が出ているので見る人にはわかると思います(笑) 楽しい写真作りがやっぱり一番ですね。 















Tuesday, September 08, 2009

お久しぶり

気がつくと外の空気はすっかり秋めいてきてこの夏は一体何をしていたのだろうかと思う。 それよりもこちらのブログまですっかりさぼってしまった。 
今年は景気の悪さをもろに実感しており、次々と通告される雑誌の休刊はもとより製作会社や企業も経費の大幅削減で仕事量に影響が出てきている。 私の場合はリーマン・ブラザーズがグローバルと国内で大きなクライアントであった為に「リーマン・ショック」はもろに受けたし、ここ数年は外資系金融のお客さんが多かったので自分だけ痛手かと思ったが、周りの同業者に聞くとどこも同じ事情である。 そして国内だけにとどまらず、世界的どこも同じである。 先日アメリカでフォトグラファーをやっている友人と話した際に聞いた話だが、景気が悪くてスタジオや家までを手放す人たちが増えてきているそうです。 おまけにフォトグラファー達を抱えているレップでさえもCGアーティストの仕事でなんとか食いつないでいるとか。

アメリカのフォトグラファーといえば世界的に有名なアニー・リ-ボヴィッツまでが破産の危機にあるというニュースを見ました。 リチャード・アヴェドンやユーセフ・カーシュなど僕がもっとも尊敬し、影響を受けた写真家たちが去ったこの時代に唯一アニーが一番のあこがれです。 月刊Vanity Fairでセレブを撮影するだけでも年間2億円以上のギャラをとっている彼女が破産寸前というのは驚きですが、照明屋さんに3千万以上の借金があったり、自分の写真を担保に24億近い借り入れがあり、今月に返済の期日が迫っているとか。写真を担保にそれだけ高額な借金ができるのかとびっくりですが、彼女の作品の市場価値は50億近いといわれています...  凄いですね。

何かと明るくない写真業界の話題ですが素晴らしい写真を撮ったときの快感はいつまでも変わらないので、初心を忘れずにより良い写真を撮って多くの人たちに感動を伝えたいと心がけましょう。 本日より3日間WPPI Asiaというイベントが開催されます。 今回はDoug Gordonさんの通訳でお手伝いさせていただきますが、多くの参加者が刺激を受けて業界が再び盛り上がることを願っております。もし会場に来られたら是非声をかけてください。