Tuesday, September 27, 2005

Malmo-Skane Louis Vuitton Acts 6 & 7

アメリカズ・カップと言えば10年前だったか日本からもNippon Challenge号が参戦し、巷では山下達郎の「ブロウ」が流行って一部注目された時期もあったが一般的にはまだ認知度が低いであろう。 そういう自分も今回の撮影に行くまではあまり知識がなかったが現場ではこれが海のF1グランプリのようなものであるとわかる。 それぞれのチームには港にピットのようなエリアがあって毎日レースが終わるとクレーンで船を陸に吊るし上げて水で丹念に船体の海水を洗い落とす。 F1ではドライバーが一人だがこちらは一隻に18人が乗り込んでそれぞれの役割分担が決まっているからかなりのチームワークを要する。 風がないとプカプカ浮いているだけでどうしようもないが、参加チームがすべて揃って競い合うフリートレースのスタート場面の光景はなかなかのものである。

マルモ・スエーデン

先月は別々の海外取材が2本立て続けに入り、その間日本には一日だけ立ち寄るというちょっと慌しいスケジュールをこなしました。スエーデンへ行き、その後はいったん日本に戻ってからアメリカへ行くということで時差ボケはどうなるのかと心配しましたが人間楽しいことをしているときは時間と疲れを忘れがちなのでしょうか、あまり海外では影響が出ませんでした。その代わり帰国してからが大変で毎晩夕方に近づくとスイッチを切られたかのように気絶、爆睡しておりました。 さて、今回最初に立ち寄ったスエーデンのマルメはコペンハーゲンから大きな橋で海を渡った所にあるこの国第三の都市です。 この時はヨットのグランプリ・レースAmerica's Cupのルイ・ヴィットン杯の大会が行われていて街は賑わってましたが普段は静かなデザインの街として知られているそうです。 写真のねじれた高層ビルは最近出来たマルメの新しい名所Tourning Torsoで夜になるとこのように色のライトが変化していました。マルメ市は他に高い建物がないおかげもあって、このモノリス的シンボルはどこからでも見えます。マルメで一番印象に残ったのはこの街に住む人たちは皆正直で親切だということですが、これはきっと税金が高いだけあって国の社会保障制度がしっかりしているからでしょう。図書館一つを見ても市民の為に快適な空間が作られていました。 食事も予想していたミートボールだけではなく、スエーデン料理をベースにしたフュージョンもたくさんあり、図書館の近くにあるAtmosfarとか小広場の方にあるTrappanerなどは大変お勧めのレストランです。